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給食、Lunch [小学校]

子供はもうすっかり日本の小学校になれたようで、一安心。
娘については、心配していた給食もどうやら大丈夫なようだし‥

とにかく娘は偏食で、アメリカではよく給食を残していたらしいから‥

こちらでも娘は給食を残しているらしいが、
先生も無理に食べさせることも無いようで、ちょっと安心している。
もちろん、いつも、食べ物は無駄にしないように教えている。

でも向こうの給食は、とにかく子供達の口にはあまり合わなかったらしい。

大食漢の息子でさえ、「‥今日はひどかった‥みんな良く食べられるよね~」
などとよくぼやいていた。

ちなみに来週月曜日と火曜日の向こうの給食メニューは、以下のようになっています。

Monday, September 19
Chicken Nuggets w/ Oriental Fried Rice
Beef Teriyaki Nuggets
Peanut Butter & Jelly Sandwich
Yogurt w/ Pretzel
CHOICE OF TWO FRUITS OR VEGETABLES:
Green Peas
Fresh Apple Slices
Dried Cranberries
Chilled Peaches

Tuesday, September 20
Nachos w/ Chili and Cheese Sauce
Fish Fillet on Bun
Peanut Butter & Jelly
Sandwich Yogurt w/ Pretzel
CHOICE OF TWO FRUITS OR VEGETABLES:
Golden Corn
Jicama/Baby Carrots w/ Dip
Fruit Cocktail
Tossed Salad

19日の月曜日ならば、基本的には
Chicken Nuggets w/ Oriental Fried Rice
Beef Teriyaki Nuggets
Peanut Butter & Jelly Sandwich
Yogurt w/ Pretzel
この4種類から一つを選び、
Green Peas
Fresh Apple Slices
Dried Cranberries
Chilled Peaches
この中から2つ選ぶ、これで1.75ドルだが、
おかずや、ライス、ポテトチップなどを追加注文することができる。
牛乳や水も買える。
買い方は大学の学食のカフェテリアと同じように欲しいものをお盆に載せて、
レジに並んで会計をする。
現金で買うこともできるが、大抵の子はプリペイドカードで支払う。
プリペイドカードは学校に頼んで作ってもらう。
お金がなくなると、子供は、お金がなくなったことを示すシールを胸に貼られて帰ってくるので、
次の日にチェックを持たせてチャージしてもらうといった具合である。

さて、メニューの中身だが、
Peanut Butter & Jelly とかSandwich Yogurt with Pretzel (あのカリカリしているしょっぱいお菓子のプレッツェルである)が給食になっちゃうのは驚きである。
ポテトチップだって立派なおかずの一品目である。
栄養のバランスもあまり良くない。10品目などを目標にしている私どもにはなんとも‥だが、
ただし、選択肢は用意されていて、子供には選ぶ権利が保証されている。
(これがアメリカでは何をおいても大事らしい‥)
ベジタリアンや宗教などの問題も回避できるようにメニューが用意されている。

日本に帰って来て、お昼の栄養バランスが整ったと思うと、少しほっとしている私であるが、
みんな同じものを食べることが基本である日本の学校では、
向こうの子供達は苦労するのかしら、とも思ってしまう。


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アメリカの小学校(6) [小学校]

ESOL(English for Speakers of Other Languages)について、その2
息子の学校はESOLが充実しているだけあって、先生も厳しいなかなかの人物でした。

面談の日、息子について「彼は単語の記憶能力に問題(異常)があると思う。何度教えても同じ間違いをする。一向に直らない。それに彼は私に宿題は嫌いだと言った。」と半ば怒り気味で言いました。その日、私達は恐縮して帰りました。

その後、数日間息子の様子を観察しました。その結果、まさに息子は英語の勉強が好きでなく、いやいややっており、それゆえはかどりも悪ければなかなか習得できないことが分かりました。

それなのに、先生は容赦なく、大量のDo again!(やり直し)と新しい宿題を出してきます。ある日、Do again!だけで1時間半かかる日がありました。私は耐えかねて。「Do again!が多い日は思いやりをもって、宿題の量を調節してください」と手紙を書きました。

これがいけませんでした‥。子供はだけでなく、親(私)までもが先生を怒らせてしまいました。たまたまかもしれませんが、数日間先生は息子の前に現れず、学校に電話をして、先生に電話をしてくれるよう頼んでも返事が来ませんでした。

夫からは「余計なことを言うからこうなったんだ、任せておけばよかったのに」などと小言を言われました。このままではひきさがれません!

私は考えました。息子は前回の米国暮らしの経験から英語を勉強することには強烈な拒否反応があること、勉強している内容の話題が息子の興味からずれていること、我々は一年で帰国するので日本の勉強もおろそかに出来ないのでESOLにばかり時間をさけないことなどが問題で、これを解決するために、私としては日本の勉強をもっと効率よくすること、先生にはESOLの宿題を少し減らしてもらうこと、ESOLで勉強する内容について息子の興味のある話題(例えば歴史よりは科学的な話題にするなど)を取り入れて、やる気を起こさせるように努力してもらうことが必要だと考えました。

そして、先生と面接の約束を取り付け、学校に行きました。
先生は日本の勉強に対しての大切さには理解を示しましたが、それゆえにESOLの宿題を減らせる姿勢は示しませんでした。むしろ、日本の勉強を減らすよう要求してきました。

次に勉強の話題については、例えば覚えが悪いと指摘された週一回のスペルテストに科学や算数に関する単語を入れてくれるよう頼みました。そうすれば息子の英語に対する興味が沸き、やる気が起こると思うと言いました。

しかし先生は息子のためだけに単語のテストの内容を変える訳にはいかないと言いました。それもその通りです。しかし、暫く沈黙した後、先生は今までのスペルテストにプラスして試験することなら出来るといいました。

これでは、私の「負担を減らす」という目論見から外れるどころか逆効果です。しかし、とにかく少しでも興味のある話題をいれたほうが良いと思い、先生の申し出を受けることにしました。実際には「受けて立つ」という覚悟でした。

その次のスペルテストの結果がでるまで、とても緊張しました。
しかし、その次の週先生に会うと、先生はそれまで見たことも無かった笑顔で私に近づいてきて「科学の単語を5個入れたら、かれは全部正解したのよ!私はテストの内容を変えて成功したわ!」と言っていました。

自分の成果のように喜ぶ先生を見て、内容を変えるよう、提案したのは私だったはずだがと思いましたが、とりあえず先生は喜んでいるし、息子の記憶能力についての疑いも晴れたようなので、よしとしました。

ちなみに、こちらの先生は優れた成果を出している先生ほど、自分の教育方針に自信を持っているので、その方針に意見されることをとても嫌うことがあるそうです。どうやら私は地雷を踏んでしまったようです。

この先生と今まで一戦交えた保護者は何人かいたそうですが、ESOLのクラスから抜けることになったり、先生とは目をあわさない仲になったりした人もいたそうです。そんなことにならなくて済み、本当に良かったと思いました。

その後、その先生はとても私に好意的になりました。一方、息子には最後まで厳しかったです。先生に「宿題は好きじゃない」なんていうやつですから、当然の報いです。


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アメリカの小学校(5) [小学校]

ESOL(English for Speakers of Other Languages)について、その1
これはよく知られている母国語を英語としない人の為の英語の授業です。

このあたりの小学校ではたいていESOLのクラスが設けられています。
しかし、その充実度は様々です。せっかくアメリカに行くのだからと情報を集めてESOLの充実した学校の学区域に借家を探しました。

しかし、それは同時に息子の苦しい一年間の始まりにもなってしまいました。
ESOLの充実の度合いは宿題の量としても如実に現れます。
ちなみに4年生の息子は毎日2時間から3時間、下の一年生の娘は1時間から2時間、宿題が出ました。毎日、宿題が終わるとぐったりしていました。

教材は大人が使うESLの教科書と同じものを使っていました。
先生はとても厳しく、穴埋め問題でも、穴を埋める単語だけを書くことは許さず、問題を写させた上で答えを書かせます。問題の部分で一つでも単語が間違っていると,”Do again!”と書かれ、問題と答えを文章丸ごと書き直しさせます。

その先生の口癖は ”Do again! Practice, practice, practice!” でした。
いまどきの日本では塾では見かけても、学校では決して見かけないタイプの厳しい先生でした。

我が家は一年で帰国することが分かっていたので、日本の勉強もおろそかにすることはできず、息子は一日のうちまとまった時間を日本の勉強の継続に費やしていましたので、ESOLの宿題はすごい負担になりました。

最初の数ヶ月は、ESOLの宿題と慣れない学校生活、はかどらない日本の勉強のため、息子は息も絶え絶えでした。そして、多すぎる負担のため、飲み込みも悪く、勉強したことが身につかないという、「消化不良」を起こしていました。

しかし、最初の数ヶ月を過ぎた頃から、徐々にやり直し(Do again)の量も減り、同時に日本の勉強についても飲み込みが良くなってきました。そして、少しずつ、本を読んだり、文章を書いたり出来るようになりました。また宿題のおかげで、文法的なものも少し身に付けました。

しかし、振り返ってみると、3年など長期的にこちらに滞在する場合はこのようなESOLが充実した学校を選ぶことは大切ですが、我が家のような一年の場合では、ESOLの宿題が負担になるだけで、あまりメリットが無いような気がします。

また、ESOLがいいから、英語がはやく喋れるようになるわけでもないことも実感しました。ESOLは、正しい英語を読んだり書いたりするためにこそ必要であり、日常生活英語はまさに生活から身に付くものだとおもいました。


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アメリカの小学校(4) [小学校]

学習についての日米比較

小学4年の息子はアメリカのクラスの算数はとてもよくできました。
でもこれは珍しいことではなくて、このあたりの来たばかりの日本人なら当たり前のことでした。なおかつ息子はアメリカでは学年を一年下げているのですから、なおさら当たり前です。

それもそのはず、4年生になるのにアメリカ人で九九を言える子は一割程度、
九九ができなければ割り算も、公約数もできません。従って、息子が5分で解く問題を現地のお子さんは30分かけて解くことになります。

では、こちらの算数の教育はレベルが低いのか…というと
私はそうではないと思いました。
実際、娘は一年生なのに分数や掛け算、立体図形についても勉強しました。

ではどこがちがうかというと、こちらでは主に概念を毎年繰り返し勉強します。その分、掛け算や割り算のスキルを身につけることには日本の様に時間をかけません。

例えば、統計について、グラフの種類、定義などをとても詳しく学びます。メジアン、モードなども小学校中学年で勉強します。日本ではあり得ません。息子の宿題の中には、大学の教科書で初めて出てくる言葉もありました。

理科においては、小学校低学年で原子が何でできているかを学びます。2年生の教室の廊下に化学記号とその原子が電子や中性子、陽子からできている原子軌道を子供達が書いた制作物が張ってあるのを見て本当に驚きました。これも日本ではあり得ません。日本では分子や元素を教えるのは小学校の高学年からで、化学記号も中学に入ってからです。

元素についても、植物についても、電気についても毎年少しずつ難易度を上げながら繰り返して学んで行きます。教科書は単元ごと(例えば「電気」や「植物」など)に先生が学びやすい教材を選んで子供に与えます。ですから日本の教科書よりずっと充実しています。

私は確かに日本の子供の方がスキルフルで、それはとても大切なことだけれど、アメリカから世界的に有名な学者や研究者が多く育つ素地はこのように概念を細かく正確に何度も繰り返し学びしっかりと身につけていく所にあるのではと思いました。

よく、アメリカでは「高校から急に数学が難しくなるのよね」という話を聞きます。このとき、スキルだけを学び、公式を暗記する日本式教育と概念をしっかり学び応用力を身につけるアメリカ式教育の差が出るのだと思います。

「技術立国日本」を謳うつもりなら、教育者はこのような点にも気をつけるべきだと思います。

ただし、子供の頭では元素や電気の仕組みを詳しく理解することは難しく、そこは先生の腕の見せ所で、こちらでは時には理解できずに残念ながら学年を下る子がでたり、クラス内で学力の差が大きく出来てしまったりしていることは確かです。全米統一のテストが予定されている場合は、あまり遅れた子供がでると補習クラスを設けたり、学校から家庭教師を紹介されたりすることもあります。

日本のようにほぼ全員が○○が出来るというわけにはいきません。でも、算数や理科ができない子は他に必ず強いところを持っています。だからそれはそれで良いと私は思います。むしろできるところを強く引っ張っていくアメリカ方式に私は強い魅力を感じました。

子供達も自分は何ができるかをよく知っていて、日本人からみると決して自慢できるほどではなくても、「自分は○○が得意だ」、と堂々と言います。また、先生や親もよく褒めます。一方、苦手な物があることを恥とも思っていません。全部できなきゃいけないとも思っていません。もちろん頑張らなくちゃとは思っています。

できる子を見ると、「こいつすごいぞー、みんな、見ろよー」と声が上がり子供が集まってきます。自信のある子は、それを見て自分こそ勝てるかも、とどんどんチャレンジしてきます。負けると悔しがりますが、すぐに気を取り直します。

どの子も自分に自信がある様に見えました。これをみて、全員をもれなく無難に育てることより、何かに自信を持って生き生きと学ぶ子供を育てる方が大切だと思いました。


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パールハーバー [小学校]

今年の春、4年生の息子から「歴史を学んでいる」と聞いて、いやな予感はしていましたが、ついにある日、第二次世界大戦、日米開戦の授業の日がやってきました。

なんたって、パールハーバーはこちらの教科書に「宣戦布告もないうちに日本にサプライズアタックされた」と書かれていました。とても卑怯な開戦方法として記載されています。色々な事情があったという説もありますが現在のところ、一般的にはこの表現通りです。

授業の後、いつも仲のいい、息子が大好きなアメリカ人の友だちさえ、その日はよそよそしく、「日本は嫌いだ!」とわれ、避けられたそうです。とても悲しそうでした。

じつは彼にはもう一人イタリア人の仲の良い友達がいます。彼はかなりお調子者の憎めないタイプのちゃっかり君ですから、アメリカ人の友達が歴史を良く知らないことをいいことに、「アメリカとイタリアは第二次世界大戦で仲間だったんだよ」と教え込んでいたそうで、息子は「ひどいよー」なんて言っていました。

少し心配しましたが、戦争の話が授業で終わって数日経ち、ほとぼりが冷めると、二人の関係はまた良くなりました。クラスの子から「リメンバー、パールハーバー」なんて言われちゃったらどうしよう、なんてちょっと心配しましたが、考えすぎでした。

ちなみに、教科書中の終戦に対しての記述は、「1945年に戦争は終わり、アメリカは(第一次世界大戦に続いて)再び、世界の他の国々と手を組み戦争に勝ちました。しかし、この戦争にはお金がかかり、約6000人のバージニア州民が命を落としました。」とあり、どのようなきっかけで開戦したかは詳細に書いてあっても、どのような手段で終戦に持ち込んだかについては一切書いてありませんでした。

もちろんこの戦争で初めて使われた新型爆弾(原爆)についても一切の記述はありません。開戦の様子が写真入りで詳しく書いてあっただけに、ちょっと肩すかしをされた気がしました。第二次世界大戦について語られているページは歴史の教科書の中で170ページ中たったの1ページで、その半分が開戦についての記述でした。友達が日本を嫌いになるのも無理無いと思いました。5年生になれば世界史が始まるので、もしかするともっと詳しく勉強するかもしれません。


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アメリカの小学校(3) [小学校]

サイン攻め

こちらはとにかく契約社会でことあるごとにサインを求められます。それは小学校においても同様です。まあ、スクールバス通学申請や規則書へのサインはあり得るとしても、その他の書類にサインを求められて驚いたことがあります。

一つは、遠足の時の同意書です。結局、子供を行かせることへの同意書なのですが、社会科見学や公園への遠足に行く前に必ず同意書にサインさせられます。その内容は、出先で参加する催しの種類、例えば水遊びはさせて良いか、計画された行動には全て参加させるかを聞かれます。

そしてさらに読み進むと、もしかして危険を伴う場合もあることを承知している、時にはそれが致命的であることも知っている上で子供を参加させます。と印刷されていて、その後に親がサインするところが用意されています。

驚きつつも、これって、ただの遠足よねえ、と思いながら、サインします。またご丁寧に、先生や付き添いの言うことをちゃんと聞きます。との文章の後に子供のサインを書き込む欄があります。「先生の言うことちゃんと聞くのよ!」と子供に言いながらサインさせます。

命の危険まで承知の上で参加させるだなんて…と思いましたが、クラスに中にこれを理由に参加を断る子供は見かけませんでした。

もう一つ驚いたのは、学習発表会に向けた同意書です。「この行事は強制ではなく参加を断ることもできることを知っています。また、作業は主に学校内で仕上げることをよくわかっていて、その上で子供を参加させます。」と言った意味の文章の後に親がサインをする欄があります。もちろん子供もサインします。

どちらの場合も、断る自由を保証していることを明確に表明し、あとは自己責任でと言うことでしょう。でも遠足についての書類は、命の保証はないと書いてある様にも受け取れ、ちょっと…と思いました。


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アメリカの小学校(2) [小学校]

規則について

アメリカの学校は自由な雰囲気なのかと思っていましたら、息子達の学校では、日本の学校に比べ、規則や懲罰がとても厳しかったです。小競り合いから突き飛ばしたりなどすれば、それだけで停学もありえます。

日本の小学校でははさみを持ち出してのけんかがあっても、親が呼び出され、親子で担任や校長先生から厳しく注意を受ける程度でした。取っ組み合いのけんかなどは、子供だからけがをしない程度には‥、なんて雰囲気もありました。ですからアメリカの小学校の対応には本当に驚きました。

教室からの移動中、廊下でのおしゃべりなども厳禁です。勿論、授業中に勝手に席を立ったり、しゃべったりするのもいけません。また絶対言ってはいけないスラングもいくつかあります。

子供たちは毎月曜日の朝に25点をもらいます。このような決まりに違反すると、そのポイントから数点づつ点を引かれます。週末に15以下になっていたら、反省室送りになったり、親が学校に呼び出されたりします。反省室送りとは、放課後、カウンセラーの先生に部屋に行き1時間ぐらい勉強をさせられます。その様なことが続くと、停学もあるそうです。

服装も自由かと思いきや、決まりがあります。女子の場合、ホットパンツ、ミニスカート、肩が紐になっているトップスはだめです。男女ともにスローガンや子供にふさわしくない言葉がプリントされているTシャツもだめです。「このような服を着てきた場合は即刻家に送り返します」と規則書に書いてありました。

そのほか、たくさんの決まりがあり、年度始めに結構分厚い冊子を学校からもらい、読むように言われ、「規則書を読みました」と書かれた書類に親はサインをして学校に提出させられます。読ませて同意させ、その後の学校の対応に文句を言わせないようにしているのでしょう。さすが契約書の社会です。


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アメリカの小学校でのいじめ [小学校]

日本からアメリカへの転校生がいじめにあう話は日本にいるときからよく聞いていました。
おにぎりを持っていくと「日本人は黒いご飯を食べる」と軽蔑されいじめられるなんて話も聞いていました。(ちなみに息子はそのような目には合いませんでした)

また、言葉が分からないからと、突然、数人の子供に寄ってたかって乱暴な言葉をまくしたてられたなんて話をこちらで聞きました。(これもうちでは経験しませんでした)

また、言葉がわかってきた時、それまで言われていたのが「ばか」とか「まぬけ」だとわかって、悔しかったなんて事も聞きました。

息子の場合も、たぶんいろいろ言われてるだろうと本人も言っていましたが、「英語ができないから、ばかそうに見えるんじゃない?みんなも他の国にいったことがないから、そういうの分からないんだよ、仕方ないじゃん」なんてへんに納得していました。

息子は気に染まないことがあっても、いつも、「元々来たくもなかったし、楽しいことなんてあるはずないと思っていたから、こんなもんだよ」なんて言っていました。

でも、月日が経ち、意外にも気の会う友達も見つかり、算数が「日本の教育」ゆえクラスで飛びぬけてできる(なんたって4年生で九九のちゃんと言える子が1割位しかいませんから)事が判ってみんなから大切にされるようになると、「アメリカ暮らしも思ったほど悪くないよ、住めば都って言うよね、これ」と言うようになりました。ロシア系アメリカ人とイタリア人を筆頭にドイツ人、生粋のアメリカ人など仲の良い友達もできました。(日本人はクラスに一人もいないのです。)

しかし、その一方でいじめられていることにも気が付き気にし始めました。
あるひ、「ある子が『Hello, SPED.』ってすれ違うといつも耳元で小さく言うんだけど、何の意味?」ときかれました。それはdisable(障害者)の子供のための特殊教育(SPecial EDucation)のことで、小学校では決して言ってはいけない言葉でした。なにより、そのような言葉を人をいじめるために使うことがdisableの子供さんのためにとても失礼だと思い私は怒りを感じました。

そのような言葉を言い続けさせることは、息子にもその子にも回りの子供にも良くないと思い、翌日先生に相談しました。次の日、担任とカウンセラーの先生はその子供を呼び出し、よく言い聞かせたそうです。後日、問題の子供にはよく話して聞かせ、二度と言わないと誓わせたが、また同じことがあったら必ず言ってくれ、と先生に言われました。

暴力事件でもないのに、学校のカウンセラーまで引っ張り出して、対処したとの徹底振りに私はとても驚きました。

問題の子は素直な子だったらしく、そのことが禍根を残すことも無く、その後すぐ、その子とうちの息子は仲良しになりました。多分、彼は陰湿ないじめをしようというつもりは無く、気になるからちょっかいを出していたのだと思います。

ただし、この話はたまたま行った息子の小学校のことでしかありえません。私は他の学校の事情も少し聞きました。もっと南部の方では、黒人生徒と白人生徒の間にはさまれ(日本人は黄色だからどちらでもないそうです)、本当に悲しい経験を強いられているという、ちょっと信じられない話も聞きました。その点うちの子供は恵まれていたと思います。


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登校一日目 [小学校]

昨年の新年度は9月の初め、Labor dayの次の日から始まりました。驚いたことに娘は新一年生でしたが、入学式なるものは一切なく、初登校の朝は、普通に黄色いスクールバスに乗せ、「行ってらっしゃい」をするだけでした。

幼稚園の卒園式もせず小学校に入り、入学式もしてあげられない娘をちょっと不憫に感じました。

スクールバスは全部で9台あり、ルートごとに子供たちは何番のバスに乗るか決められています。娘は帰りがけ、先生に間違ったバスに乗せられてしまい、とても寂しい思いをしたようで、帰宅すると泣きじゃくりながら、間違えたバスに乗るのが怖いから明日から学校に行きたくないといいました。

でも次の日の朝になると、娘はぐずることなく、しっかりした態度で、今日はバスを間違えないようにと朝起きてすぐ手の甲にマジックペンでバスの番号を書いていました。また、自分を間違ったバスに乗せないよう先生に手紙を書いてくれと私に頼んできました。英語が話せないのでどうしたらいいか自分なりに考えたようです。娘のたくましい一面を見ました。

一方、息子は、「どうだった?」ときいても「別に~、早く一年終わって日本に帰りたいよ」と面倒くさそうに言っていました。このような中途半端な反応をする時はそんなに悪くない時です。少しほっとしました。

こんな感じで子供たちの学校生活は始まりました。


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アメリカの小学校へ転入 [小学校]

今回も米国に到着すると、前回同様すぐに子供を健康診断にために小児科医に連れて行きました。小児科では結核の検査をはじめ、通常の健康診断とこちらで必要な何本かの予防接種を数回に分けて受けさせられました。そして小学校転入の書類をWebからダウンロードし、書き込むと、健康診断書を持って教育委員会めいたところに行きました。

教育委員会で、子供は簡単なテストを受けました。英語と算数のテストです。息子は算数については学年以上の学力があるが(アメリカの公立小学校の算数は日本に比べ「ある意味」簡単ですから)、言葉ができないので、ストレスを減らすため、一学年下げて学校に入る様、告げられました。

一方、当時幼稚園年長の娘は履歴にプリスクール(幼稚園)の児童だと書き込んで書類を提出しました。教育委員会の職員は、年齢的に娘は米国の小学校一年生だが、キンダー(米国の義務教育の幼稚園)に行っていないからキンダーから入るよう、担当の職員にいわれました。

キンダーだと娘だけ午前中に帰ってきてしまい、息子と帰宅の時間がばらばらになります。私にとって、とても都合が悪いので、何とか娘にも息子と一緒に小学校に通ってもらいたいと思いました。

そこで、担当の職員にキンダーという制度は日本になく、娘の行っていたプリスクールはこちらのキンダーのような所で、娘はもう2年も通っている、などと不得意ながらも英語力を駆使してすごく都合のいい説明をしてしました。でもそれで、担当の人はすっかり納得し、晴れて娘は幼稚園年長組みから一気に小学校一年生になりました。

それから、転校先の小学校へ行きました。申込をした数日後、Back to school nightという、新年度が始まるにあたっての保護者会がありました。息子の先生は他校から転任してきたとても美人で若い先生でした。一方、娘のほうは中年のあたたかい感じのベテラン先生でした。どちらも良さそうな先生だったのでほっとしました。


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