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ハリケーンで思い出すこと [アメリカ事情]

アメリカでは強いハリケーンが上陸し勢いは衰えたものの、
テレビで放映されてる風や洪水の被害の様子がハリケーンのひどさを物語っています。
あんなに壊れてしまった家屋や浸水した家はこれから大変なのだろうなあといつも思います。

フロリダなどの南部の地方はハリケーンやトルネードなどの通り道になりやすく昨年も壊れた家の映像がよく流れていました。リタイヤ後の人々が住むという楽園的イメージとは程遠いものです。お年寄りも多いだろうにどうするのだろうか、と思います。

比較的アメリカの家屋は簡単に建築できるのですぐに再建できるのかもしれませんが‥
(本当にあっという間に建つんです。)

ところで、私のESLの先生は引退した大学教授で、旅が趣味でした。彼はキャンピングカーを持っていてよくその車で旅に出ていました。ある日、「サウスカロライナを通ってフロリダまで先週行ってきたんだ。」といっていました。先生のお宅はワシントンDC近郊ですから1000マイル(1600キロ)位ある距離です、おりしもハリケーン一過の時でした。

なぜそんな時に‥と思っていたら、彼は何と、食料を買い込み、お金を用意して、困っている人たちの援助に行ったとのことでした。被害の状況などを細かく話してくれました。

80歳過ぎのお年寄りが自ら車を運転し、遠くまで被災地にボランティアに出かけるなんて‥(私が娘だったら止めると思います)

彼は熱心なクリスチャンでよく、自分がこの世にいるということは自分にすることがあるからで、自分に何ができるかいつも亡くなった奥様や神様に聞いていると言っていました。

言うだけではなく、彼は実行していたんです。私にはとてもまねできそうにありませんが、歳をとってもそういう心持で暮らしたいと思いました。ハリケーンと聞くと今はその先生のことを思い出します。


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masa63

私もアメリカの知人に、事業を息子に譲ってキャンピングーカー生活をしているご老人を存じ上げています。彼はその車で世界を一周していますが、日本では規格上の問題(車高が高すぎで信号にぶつかるらしい(笑))で車を持ち込めないと嘆いていました。その感覚にドギモを抜かれましたが、"老いても青年"というアメリカ人の気質に感服したんです。きっとその教授も第2の人生を謳歌されていることでしょうね。
by masa63 (2005-08-31 21:41) 

Mockingbird

tanamasaさま
 世界一周とはすごいですね。
あちらの方達は旅上手ですよね。
でも日本に車を持っていらっしゃれなかったのは残念ですね。
by Mockingbird (2005-09-02 14:07) 

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